サクラン及び銀配合軟膏についての学会発表資料(抜粋)

*資料提供 アトピアクリニック 稲葉先生

新規硫酸化多糖類サクラン及び
銀イオン水配合ワセリンの臨床試用における有用性の検討  

稲葉葉一 アトピアクリニック(熊本県菊池郡)
岡島麻衣子 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科

治験対象と方法 1

  • 対象:乳児湿疹、オムツ皮膚炎及び乳幼児アトピー性皮膚炎の1歳から3歳までの乳幼児(平均年齢1歳3ヶ月、男児33名、女児36名の計69症例)
  • 合併症:アレルギー性鼻炎が約40%、アレルギー性結膜炎が約30%、その他喘息が10%、その他合併症なし
  • 方法:サクラン及び銀イオン配合ワセリン(以降サクラン銀軟膏と略す)を患児の観察部位の皮疹に1日2回単純塗布させ、治療開始から1ヶ月間での有効性を患児の母親のアンケートを通して検討した。
  • それと平行して、患児に通常使用しているクロベタゾン酪酸エステル0.025%軟膏と効果に関して同様な方法で比較検討した。

治験対象と方法 2

対象:顔面に以下の疾患を有する成人被験者

  1. 脂漏性皮膚炎 9症例 平均年齢24.7歳、男性3名、女性6名
  2. 酒さ様皮膚炎 5症例 平均年齢29.6歳、男性0名、女性5名
  3. 尋常性座瘡及び座瘡様発疹 10症例 平均年齢25.8歳、男性2名、女性8名

計24症例 平均年齢26.1歳、男性5名、女性19名

合併症:アレルギー性鼻炎 10名、アレルギー性結膜炎 6名、その他合併症なし

方法:サクラン銀軟膏を観察部位の皮疹に1日2回単純塗布させ、治療開始から1ヶ月間での有効性を調べた。

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